犬の手作りご飯が流行ってるけど、市販のドッグフードとどっちがいいの??

犬の手作りご飯

最近、愛犬に手作りごはんを作る人が増えていますが、栄養バランス的にみると、総合栄養食のドッグフードにはかないません。しかし、材料や製造過程がはっきりしない市販のものは、安全面で不安が残るのも事実。それぞれの良さと悪さを把握して、ベストは食事の与え方を知りましょう。

犬にとって必要な栄養素って何??

犬は、人間と同じ哺乳類です。そのため、体に必要な主な栄養素は、ヒトと変わりありません。具体的にいうと、次の6大栄養素と呼ばれるものです。
炭水化物(たんすいかぶつ/糖質)
脳や筋肉などのエネルギーの源です。
脂質
脳や筋肉などに取り込まれて、エネルギー源として活用されます。
タンパク質
体は「タンパク質」からできています。筋肉やホルモンなど、アミノ酸を必要とする体内組織に組み込まれていきます。
ビタミン
生物の生存や生育に欠かせない栄養素なのですが、体内では作れないため、食事として、外から摂取します。
ミネラル(無機質)
ビタミン同様、体内で作れないけれど、必要不可欠な栄養素。多すぎても少なすぎても体調不良の原因になるので、摂取量にはバランスが大切です。

水は、ヒトにも犬にも欠かせない、いのちの源です。夏場など脱水症状に陥るケースもあります。たっぷりと水を与えるように注意しましょう。

手作りごはんの良い所と注意点

人間でも手作りの食事が喜ばれるのと同じように、ワンちゃんの食事も、自分で料理したものをあげるに越したことはありません。しかし、毎日のことですので、なかなか難しいのも事実。ここでは、手作りごはんのメリットとデメリットをみていきます。

手作りごはんのメリット

内容が把握できる
手作りごはんは、材料も自分で選び、直接調理するので、すべてを把握できて安心です。
新鮮
できたての食事を与えられますから、何よりも新鮮です。食材の産地や鮮度もすべて自分で選べますので、工夫やこだわり次第でより質のいいものを提供できます。
愛犬の体質や好みに合わせてアレンジできる
好物の食材をたくさん取り入れたり、「最近太り気味」と思ったら野菜を中心の低カロリーのものを準備したり。そのときの様子に合わせて食事をアレンジできます。
保存料や酸化防止剤が入っていない
自分で作ったものなので、保存料や酸化防止剤などが入っていません。また、作りたての新鮮な食事ですので、入っていなくても安全で健康的です。

手作りごはんのデメリット

日持ちしない
ドッグフードなら、1ヶ月間は持ちますが、手作りご飯はその都度作り、保存できたとしても、せいぜい1〜2日です。
コストや手間暇がかかる
手作りごはんとなると、家族の食事並みに時間と労力がかかります。また、食材費も必要になってくるので、経済的な負担が大きくなるでしょう。
きちんと栄養バランスをとるのは難しい
犬も体調や年齢に応じて、必要な栄養バランスが変化してきます。それを計算して日々のメニューを考えていくのは難しく、専門家のようにはいきません。

市販のドッグフードの良い所と注意点

ドッグフードは、手間暇がかからずに栄養バランスも優れているものがたくさん出回っています。手作りごはんと比べると、どんな良さと悪さがあるのでしょう?

ドッグフードのメリット

栄養バランスに優れている
『総合栄養食』と書かれたドッグフードは、それと水さえあれば、普通に生きていけるほどに、栄養のバランスが緻密に計算されています。手軽にバランスのとれた食事ができる、ということです。
長期保存が可能
ある程度の長い期間、保存できるので腐らせることがなく、とても経済的で便利です。
バリエーションが豊富
仔犬用や老犬用はもちろんのこと、最近ではアレルギー症やダイエットに適したドッグフードなども出回っています。さまざまなバリエーションがあるので、愛犬の体質や体調に合ったものを選ぶことができます。
手間暇がかからない
調理する時間や労力が必要ないため、忙しいときでも簡単に準備できます。

ドッグフードのデメリット

どこでどう作られているかが把握できない
使用している原材料や製造法を正確に確認するのが難しく、手作りごはんと比べると、品質や安全性には不安が残ります。
味気ない
手作りのものと比べると味気なく、温もりに欠けます。

まとめ

手作りごはんは、手間暇やコストはかかるけれど、安心で安全。計算された栄養素をバランスよく摂取することは難しい替わりに、温もりがあります。それに対してドッグフードは、味気ないけれど手軽で経済的。また、栄養バランスには優れていますが、安全面に不安が残ります。
理想は、あなたの生活リズムに合わせてどちらも併用する方法です。朝はフードで夕方は手作りとか、平日は市販のもので週末には調理したものを、とか。飼い主が無理のない範囲でうまく組み合わせることがベストだと思います。