ドッグフードを食べない・食いつきが悪い愛犬への一工夫

ドッグフードを食べない

愛犬が餌を食べてくれない大きな理由のひとつに、「贅沢病」があります。美味しいフードの味を覚えてしまい、ドッグフードでは満足しなくなるケースです。その場合、飼い主がけじめをもって、決められた時間にドッグフードだけを与える努力が必要。体調不良、老齢が原因のときは、餌にひと工夫すると有効です。

なぜ食べてくれないのか?

愛犬がごはんを食べてくれない理由は、いくつか考えられます。どのケースが当てはまるのかは、普段の生活を振り返ってみると分かるはず。「我が家の場合はこのパターンだ」という、思い当たる原因をみつけてみましょう。

多くの原因はワンちゃんの“贅沢病”です

ドッグフードを食べなくなったときは、それ以前に人間の食事や豪華な餌を与えたことがなかったか、考えてみてください。犬はとても賢い動物なので、一度美味しいものを食べてしまうとその味を覚え、いつものドッグフードでは満足しなくなります。
食事を食べないのは、「これではなくて、この前の美味しいものを食べたい」という意思表示かもしれません。愛犬の食欲が落ちたと思い、飼い主は慌てて、美味しいおやつなど、喰いつきのいいものを準備するかもしれませんが、それでは相手の思う壺。
そうやって美味しいものばかりを与えるようになると、ワンちゃんは、ますますドッグフードを食べなくなります。そんな飼い主の行動が、犬を贅沢にして、餌を食べない状態に導いてしまっている、ということです。

運動不足でも喰いつきが悪くなる

「お腹がすいていなければ、食べない」。これは、犬も人間も同じで、当たり前のことです。では、どうしてお腹がすかないかというと、運動不足だからです。散歩などに連れ出してカロリーを消費すれば、自然と体がカロリーを要求してお腹が減ります。そうなれば、ドッグフードでもなんでも喜んで食べるはず。
この場合、食事の前に十分な運動をさせることで、食事を食べない問題は解消されるでしょう。

胃腸が悪いなどの体調不良のケースも考えられます

人間も、体調が悪いと食欲が落ちます。犬の場合もいっしょで、体の調子が悪いことでドッグフードを食べなくなるときがあります。
「前日に何か消化の悪いものを食べなかったか?」
「いつもと違う様子はなかったか?」
そんなことを思い起こしてみましょう。
暑い日がつづく7〜8月なら、夏バテで胃腸の機能が低下しているのかもしれないし、散歩につれていってもらえてないなら、精神的なストレスかもしれません。体調不良が起こる原因は、人間の場合といっしょです。思い当たるふしはないか、よく考えてみましょう。

嗅覚と味覚が衰えたことによる食欲不振ということも

人も、歳を重ねると食べる量が減り、旺盛だった食欲も次第に落ちてきます。犬もいっしょです。歳をとってくると、嗅覚や味覚が衰えて、以前のような食欲を示さなくなります。
これは、老齢による自然な現象ですが、あまりに食べないときには、ウェットタイプや高カロリーのドッグフードを与えてみるなど、工夫が必要です。

ドッグフードを食べさせる方法

フードを食べないわんちゃんに食べさせる方法はたくさんあります。その方法を見ていきましょう。

ドッグフードと水しか与えない

これは、「贅沢病」のワンちゃんに最適な方法です。ドッグフードは犬に必要な栄養素がバランスよく含まれているので、それしか与えなくても、健康上の問題はありません。食べないようなら、そのまま下げてしまってもかまいません。
ハングリーな状態を作ることで「待っていても、おやつや人間用の食事はもらえない」ということを理解させ、ドッグフードの喰いつきをよくしていく方法です。

食べたらすぐに食器を片づける

ドッグフードを置きっぱなしにすると、犬が「いつでも食べられるんだ」という気持ちになるために、餌を食べなくなります。食事の時間を決め、時間内に食べない場合はお皿を片づけてしまいましょう。
そうやって「食べられるのは決まった時間だけ」ということを、犬に分からせます。犬は2〜3日食べなくても健康上の問題はありませんので、最初は食べなくても、お腹が空けば自然と食べますので大丈夫です。

容器を温める

ワンちゃんは嗅覚が鋭いので、においを強くしたドッグフードなら食欲をそそられます。ドッグフードは、温まるとにおいが強くなります。電子レンジやお湯などで容器を温めるだけでかまいません。そこにドッグフードをいれると、人肌程度(40度前後)の丁度いい温度になります。

ふやかす

ドライフードをぬるま湯でふやかしてあげると、食べるときがあります。しかし、いつまでもふやかしたものを与えるのも歯やアゴにもよくありません。お湯の量を少しずつ減らして、ドライフードも食べるようにしてあげましょう。

トッピングやチーズなどのおやつを混ぜ込む

体調が悪かったり、嗅覚や味覚が鈍くなっているワンちゃんの場合、食事にひと工夫してあげることが有効です。チーズなどの好物のおやつを混ぜ込む。ふりかけや缶詰などをトッピングしてまぜてあげる。または、少量の鶏ガラスープでふやかしたり、細かく刻んだ野菜や鳥のささみをミックスしたりするのもいいでしょう。
トッピングだけを選んで食べられてしまっては、栄養バランスがよくありませんので、しっかり餌に混ぜ込むように気をつけましょう。

デザートをあげる

これは我が家の方法です。我が家ではドライフードを完食したときだけ、デザートをあげるようにしています。キュウリやリンゴ、キャベツの芯などを少しだけです。「完食したら」を覚えるとすごい勢いで食べてくれます。そのかわり食べた後のドヤ感は半端ないですが、残したときはいつの間にかいなくなっています。

まとめ

愛犬がドッグフードを食べてくれない理由は、以下の通りです。

  1. 美味しい味を覚えてしまったため、ドッグフードでは満足できなくなった、いつも餌が置いてあるから食事時間に集中して食べなくなったなどの贅沢病
  2. 運動不足やストレス
  3. 老齢や体調不良

1の場合は、「決まった時間に決まった量のドッグフードしかあげない」などの対策をとります。犬は2〜3日食べなくても大丈夫ですので、断固とした姿勢をとりましょう。
2の場合は、散歩に連れ出すなどして、ワンちゃんに充分な運動をさせてください。
3の場合は、食事にひと工夫することが大切です。好物を混ぜ込んであげたりしてみましょう。「手作り感」のある食事は、飼い主の愛情もたっぷり入っていますので、それだけでも愛犬に喜ばれることでしょう。
あなたの愛犬の食いつきが悪くなった原因と対策をしっかりと抑え、早速実行してみてください。

また、犬は本当に賢い動物です。人間が考えるより、よくわかっています。犬のご機嫌をとるのではなく、人間のルールに犬が合わせてくれるようにもっていきましょう。