ドッグフードのカロリー計算方法!目で見える健康管理!

ドッグフードのカロリー計算

みなさんはドッグフードを与えるとき、量はどのようにして決めていますか?
「パッケージの裏をみて」「犬の頭の大きさくらい」「体重の2~3%」といろいろな声が聞こえますね。

そこで今回はドッグフードのカロリー計算についてまとめました。「計算は苦手」という人も、愛犬のためにここはひと肌脱いで計算してみましょう。

ドッグフードのカロリー計算の必要性

私たち人間と同じように、犬の食事も「腹八分目」が理想です。しかし、犬にはどれだけ与えれば腹八分目かわかりません。
「もうお腹いっぱい」なんて言ってくれませんから。またドッグフードによって、同じ量を与えてもカロリーが違うということもあります。犬の健康管理のために、カロリー計算は大事なことなのです。

ドッグフードのパッケージの給与量はあくまでも参考に!
ドッグフードの量は、パッケージに記載してある給与量で与えているという人も多いと思います。
パッケージの給与量は、メーカー独自の計算方法で出された給与量になっていて、体重別で表示されていることがほとんどですが、同じ体重でも犬によって基礎代謝がそれぞれ違うので若干のずれがあります。

基礎代謝
何もしなくても、心臓を動かしたり呼吸したりすることで使うエネルギーのこと

また散歩の量などライフスタイルによっても変わってきます。給与量はその犬その犬によって違いがあるのです。そのためパッケージの給与量はあくまでも参考にして、その犬の適正な給与量を把握する必要があります。

ドッグフードの給餌量はどのくらい?

犬の「必要カロリー」と「摂取カロリー」

犬のカロリーには「必要カロリー」と「摂取カロリー」があります。適正なカロリーを知るためには、この2つのカロリー計算をします。

必要カロリー
1日に必要な(摂取しなければいけない)カロリー

摂取カロリー
実際に摂取しているカロリー

必要カロリーよりも < 摂取カロリーが多くなると肥満になる
必要カロリーよりも > 摂取カロリーが少ないと栄養不足になる

カロリーの計算方法

適正なカロリーを摂取できているかは、「必要カロリー」と「摂取カロリー」両方の数値を出さないとわかりません。
では、それぞれの計算方法を説明します。

ドッグフードの必要カロリーの計算式

必要カロリーは安静時エネルギー要求量(基礎代謝量のこと)に、ライフステージ係数をかけることで求められます。

まずは安静時エネルギー要求量の計算です

安静時エネルギー要求量(RER)=(犬の体重kg)の0.75乗×70

ここからは数学の授業みたいになってきますが、電卓での簡単な計算方法を説明します。

計算方法
  1. 犬の体重kgを3乗する(体重kg×体重kg×体重kg)
  2. 3乗した値の平方根の平方根を求める(√を2回する)
  3. そこに70をかける
《例:3kgマルチーズの場合の計算をしてみましょう》

  1. 3×3×3=27 (3を3乗する)
  2. √√27=2.279… (√√と2回押して27といれる)
  3. 2.279×70=159.565 (その答えに70をかける)

マルチーズの安静時エネルギー要求量は約160kcalということになります。

次にライフステージ係数です
ライフステージ係数とは、年齢別に犬の状態によって決められた数値です。

年齢別・犬の状態別 ライフステージ係数
離乳~生後4ヶ月の子犬 3.0
生後4か月~成犬までの子犬 2.0
避妊・去勢手術をしていない成犬 1.8
避妊・去勢手術をしている成犬 1.6
肥満気味の成犬 1.4
減量が必要な成犬 1.0
避妊・去勢手術をしているシニア犬(7歳~) 1.2
避妊・去勢手術をしていないシニア犬(7歳~) 1.4

上記の表をもとに1日の必要カロリーを計算します
必要カロリー=安静時エネルギー要求量(RER)×ライフステージ係数

《例:上記マルチーズが去勢済み成犬の場合》
160(RER)×1.6(去勢している成犬)=256

このマルチーズの必要カロリーは256kcalになります

このように自分の飼っている犬の、1日の必要カロリーを知ることができます。

ドッグフードの摂取カロリーの計算式

では実際に与えているドッグフードの摂取カロリーを計算してみましょう。計算式はこうです。
摂取カロリー=100g当りのカロリー数÷100×1日に与えているグラム数

《100g当たり361kcalのドッグフードを1日80g与えている場合》
361÷100×80=288.8

1日約289kcal与えていることになります。

・必要カロリー256kcal < 摂取カロリー289kcal
上記のマルチーズの場合、1日の必要カロリーよりも摂取カロリーが多いので、少しドッグフードの量を減らすか運動量を多くする必要があります。

このように「必要カロリー」と「摂取カロリー」がわかることで、健康管理ができます。

年齢別ドッグフードの与え方

1日の給与量がわかったら当てはまる年齢の回数で与えます。

子犬(パピー)

子犬の時期は胃腸が小さく未発達なので少ししか食べられません。そのため低血糖になることもあるので、1日の給与量を3~4回に分けて与えるようにしましょう。

成犬
犬は一般的に、1日の給与量を朝と夕の2回にわけて与えます。

老犬(シニア)
老犬になってくると食欲も落ち、1回に食べられる量も少なくなるため、1日の給与量を2~3回にわけて与えましょう。

ドッグフードのカロリー計算方法まとめ

「必要カロリー」と「摂取カロリー」の計算できましたでしょうか?こんなふうに健康管理が目で見えると簡単ですよね。
最後につけ足しておきますが、おやつを与えるとその分摂取カロリーに加えるのをお忘れなく。