ドッグフードの酸化防止について|BHA等の合成酸化防止剤は危険です。

ドッグフードの酸化防止

ドッグフードの原材料を見ると保存料や酸化防止剤が記載されていますが、アルファベットやカタカナが並んでいてよくわからないですよね。
そこで今回は酸化防止剤についてまとめました。種類もいくつか紹介しています。あなたが与えているドッグフードの酸化防止剤には何が使われているか、一度確かめてみてください。

ドッグフード 酸化防止剤の必要性

酸化防止剤は文字どおり酸化を防止するために使用されます。ドッグフードには嗜好性をよくする目的で油脂がコーティングされています。ドッグフードが油っぽいのはそのためです。油脂は酸化するのが早いので、その油脂の酸化を防ぐために酸化防止剤が使われるのです。

油脂が酸化すると有害な物質に変化するといわれています。ドッグフードの酸化防止剤は必要不可欠なものなのです。

ドッグフード 酸化防止剤の種類

現在ドッグフードに使用されている酸化防止剤には「合成酸化防止剤」と「天然型酸化防止剤」の2種類があります。それぞれどんなものがあるのでしょうか。

合成酸化防止剤

BHA
ブチルヒドロキシアニソールと呼ばれるものです。もともとガソリンの酸化防止のためにつくられた化学物質を、食品の酸化を防止する食品添加物として使用されるようになりました。
名古屋大学によって発がん性が認められると報告されましたが、現在でも量の規制はあるもののバターやマーガリンなどに広く使用されています。
BHT
ジブチルヒドロキシトルエンのことで、はじめは石油用の抗酸化剤として使用されていたものが、食品添加物として認められるようになりました。
その後、変異原性や催奇形性が疑われたため日本では食品への使用は禁止されていますが、魚介冷凍品、チューインガム、バターなど限定的にだけ認められています。世界的には1970年以降はBHAが代用されるようになり、BHTはほとんど使用されなくなりました。
没食子酸プロピル
ボッショクシサンプロピルやモッショクシサンプロピルと呼ばれます。発がん性が認められていてBHAやBHTよりも危険性が高いといわれています。
エトキシキン
毒性が強く人間の食品添加物としては認可されていません。家畜用、養殖魚用の飼料としては認可されていますが、その飼料を食べた家畜や魚のエトキシキン残存量も人間が食するものは厳しく規制されています。

天然型酸化防止剤

ミックストコフェロール(ビタミンE)
ビタミンE(トコフェロール)は脂溶性のビタミンで、活性酸素を除去する抗酸化作用の働きをします。ビタミンEには「α(アルファ)トコフェロール」、「β(ベータ)トコフェロール」、「γ(ガンマ)トコフェロール」、「δ(デルタ)トコフェロール」の4種類があります。
ドッグフードに使われるのは、油脂の酸化を防ぐ力の強い「γ(ガンマ)とδ(デルタ)」がミックスされた「ミックストコフェロール」です。天然由来の成分なので、安全性が高い酸化防止剤です。
ローズマリー抽出物
ローズマリーはハーブの一種ですが、そのローズマリーから抽出したものには消臭効果、抗菌作用、抗酸化作用があり安全性も高いので、食品やドッグフードに使用されています。
コーヒーや緑茶から抽出したものにも同様の成分があります。

ドッグフード酸化防止の正しい保存方法

酸化防止剤が使われているからといって、ドッグフードが酸化しないということはありません。ドッグフードのタイプによって、正しく保存しましょう。

ドライタイプ
袋にジッパーがついているタイプは、使った後できるだけ袋の中の空気を抜いてジッパーをしっかり閉めてください。ジッパーがついていない袋の場合は密閉容器に移し替えて保存することをおすすめします。密閉した後は温度変化が少なく直射日光の当たらない場所で常温保存します

ドッグフードは空気に触れることで酸化が進むので、袋の開閉の回数をできるだけ減らすことで酸化を遅らせることができます。

良い 一番いいのは新しくドッグフードを開封したときに、何食分かに小分けしてジップロックなどの保存袋に入れておくことです。一食分だとなおいいですね。
悪い 一番悪いのは、輪ゴムやクリップで簡単に袋をとじて保存することです。隙間から空気が入っているのでその間酸化が進みます。

半生タイプ
半生タイプはドライフードよりも酸化が早いため、最初から小分けで売られていることが多いようです。開封後はタッパーなどの密閉容器に入れて冷蔵庫に保存し、できるだけ早く消費しましょう。

ウェットタイプ
ウェットタイプは未開封なら一番保存期間が長いですが、開封後は保存がききません。食べ残しは密閉容器に移し替えて冷蔵庫に保存し、2日以内に消費しましょう。

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ドッグフードの酸化防止まとめ

あなたの与えているドッグフードの酸化防止剤は、上記にありましたか?酸化防止剤には「合成酸化防止剤」と「天然型酸化防止剤」があると説明しましたが、選ぶならやはり安全性が高い「天然型酸化防止剤」をおすすめします。

しかし「天然型酸化防止剤」は「合成酸化防止剤」に比べて効果が短いといわれています。一度開封したものは1ヶ月以内で使いきるようにしましょう。