ドッグフードのパッケージ表示の基礎知識

ドッグフードのパッケージ

ドッグフードのパッケージには、原産国や原材料、賞味期限などが明記されています。しかし、法律で定められた項目はたったの5項目だけ。内容量や成分比率など、詳しい内容を載せるか否かは、メーカーの判断に任せられているのが実情です。実はこの点が、信頼できる良い商品の見分け方のポイントとなります。

9項目の内容すべてが表示されているかチェックが必要です

人間の食品と同じように、ドッグフードにも、パッケージに賞味期限や原材料が記載されています。ただし、「ペットフード公正取引協議会」のルールで定めた9つの表示項目のうち、ペットフード安全法で義務付けられているのは、5項目のみ。
その他の4項目の記載は自主性に任せられているため、公正取引協議会の非会員は、違反しても罰則がありません。つまり、悪質な商品も、最低限の記載でごまかすことが可能ということ。
そういったフードにひっかからないためにも、パッケージに載っている内容はしっかりチェックしましょう。9項目すべてが表示されているドッグフードを選ぶように心がけてください。

法律で表示義務のある5項目

  1. 名称
  2. 名称とは、商品名ではなく、ドッグフード(犬用)かキャットフード(猫用)か、の表示です。

  3. 賞味期限
  4. 「賞味期限」は、開封しない状態で保管した場合に、品質を保証できる期限です。開封後の品質保証ではないので間違えないようにしましょう。封を切ったら、ドライフードなら1ヶ月を目安に使いきってください。ウェットフードの場合は、保存容器に移して冷蔵庫保存し、数日以内に消費しましょう。

  5. 原材料
  6. 原材料は、使用料の多い順から表記されています。はっきりと明記するように法律で定められていますが、その基準はあいまいです。含まれている量が5%以内の成分ならば記載する必要がなかったり、添加物の基準値が、人間の食品と比べるとかなり甘かったり。
    なるべくBHAなどの添加物が入っていないもので、お肉などの動物性タンパク質が最初に書かれているものを選びましょう。また、「○○ミート」や「○○エキス」「肉類」など、表現なあいまいなものは何が入っているかわからない怖さがあるので避けたほうが無難です。

  7. 原産国
  8. ペットフードに記載されている「原産国」とは、最終加工が行われた国のことです。原材料の産地とは異なるので、注意が必要です。例えば、原材料に中国産のものが使われていたとしても、最終的に日本の工場でパッケージングされたのなら、原産国は「日本」となってしまいます。

  9. 事業者名と住所
  10. 製造業者や輸入業者、および販売業者の名称と住所です。

自主基準の4項目

  1. 目的
  2. 総合栄養食(つまり、メインの食事になるフード)なのか、間食(おやつ)なのか、バランス栄養食(サプリメント)なのか、という風に、どんな目的で作られた餌なのかを表示します。総合栄養食の場合は、対応するライフステージ(子犬用、成犬用、老犬用、または全年齢対応など)も記載します。

  3. 内容量
  4. g(グラム)、kg(キログラム)、ml(ミリリットル)、l(リットル)などの単位数で表示されます。おやつの場合は、個数や本数で記載されることも。

  5. 給餌方法
  6. 愛犬の年齢や体重によって与えるのに適切な量は違うため、1日に与える量や回数の目安を、それらに合わせてわかりやすく記載します。

  7. 成分比率
  8. タンパク質、脂肪、灰分、繊維、水分のおおよその比率を%(パーセント)で表示します。ドッグフードを選ぶ際には、タンパク質は25%以上あるものがおススメです。

まとめ

ペットフードのパッケージには、原材料や賞味期限が記載されていますが、最低限の5項目さえ表示していれば法律にはひっかかりません。自主的に9項目の内容すべてを明記している商品のほうが、信頼性が高く、安心できます。