ウェルネスといえば、アメリカで多くの愛犬家が購読しているという人気雑誌「WDJ」に、推奨するドッグフードとして選ばれたこともあるとして信頼度の高いドッグフードですが、実際のところはどんなドッグフードなのでしょうか。
ここではウェルネスのドッグフードについて徹底評価してみました。気になる方は参考にしてください。
ウェルネスの特徴
ウェルネスはウェルペット社が販売する、原産国はアメリカ産のドッグフードです。ウェルネスのドッグフードはどんな特徴があるのでしょうか。
豊富なラインナップ
超小型犬・小型犬用と中・大型犬用(体重10kg以上)、穀物不使用や食物アレルギーに配慮したものなど5種類があり、それぞれライフステージにわかれていていろいろなニーズに対応したドッグフードです。
愛犬の栄養をサポートする栄養哲学
ウェルネスの製品は、動物愛護団体、動物栄養学研究者、獣医師のチームにより、愛犬の健康をサポートするために考えた独自の栄養哲学がいかされています。
原材料の説明
ウェルネスで使われている原材料の全てを、50音別にひとつひとつ説明しています。
販売店が限られる
販売店が限られていて、現在は「Amazon」と「イオンペット」でのみの取り扱いとなっています。
ウェルネスのコストパフォーマンス
ウェルネスのコスパはどのようになっているでしょうか。わかりやすいように、ホームセンターなどでよく目にする有名なドッグフードと「小型犬成犬用 骨付き七面鳥&オートミール」を比較してみました。
品名 | 1袋(kg) | 価格(円) | 1kg当たり(円) |
---|---|---|---|
ウェルネス | 0.9 | 1,998 | 2,220 |
ペディグリー | 10 | 3,475 | 約347 |
アイムス | 5 | 2,434 | 約486 |
ロイヤルカナン | 6 | 4,514 | 約1,504 |
※価格は定価です(消費税込み)
御覧のようにウェルネスは、超高級ドッグフードというのがおわかりいただけると思います。このサイトでもいろいろなドッグフードの評価をしていますが、価格に関しては最高クラスです。
ドッグフードウェルネスの原材料
ではウェルネスの原材料を見てみましょう。今回は「ウェルネスの原材料小型犬成犬用(1~6歳)骨抜き七面鳥&オートミール」を参考にしました。
骨抜き七面鳥、チキンミール、サーモンミール、オートミール、粗挽き玄米、粗挽き大麦、ライ麦粉、鶏脂(ミックストコフェロールで酸化防止)、メンハーデン(魚)ミール、トマトポマス、チキンエキス、えんどう繊維、トマト、サーモン油、粗挽き亜麻仁、にんじん、ほうれん草、りんご、さつまいも、ブルーベリー、チコリ根抽出物、ラクトバチルス・プランタルム※、エンテロコッカス・フェシウム※、ラクトバチルス・カゼイ※、ラクトバチルス・アシドフィラス※、ユッカ抽出物、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、ビタミン類(E、L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸、ナイアシン、ベータカロテン、A、B1、パントテン酸、B6、B2、D3、ビオチン、B12、葉酸、アスコルビン酸)、ミネラル類(塩化カリウム、亜鉛タンパク化合物、硫酸亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸第一鉄、鉄タンパク化合物、硫酸銅、銅タンパク化合物、マンガンタンパク化合物、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、スペアミント抽出物)、アミノ酸類(タウリン)
※乳酸菌
※ウェルネス公式より抜粋
気になる材料には下線を引いています。次で詳しく見ていきましょう。
チキンミール、チキンエキス
原材料は配合の多い順に記載するというルールがあります。原材料の最初に骨抜き七面鳥と記載があるので、主原料が動物性タンパク質になっているところは評価できます。しかし、次の「チキンミール」と「チキンエキス」が気になります。「○○ミール」「○○エキス」「○○パウダー」は副産物(廃棄される部分)が含まれる可能性があるので、多くの愛犬家が避ける材料のひとつです。
しかし、公式サイトで「副産物を使用していない」との記載があるのでこちらは安心できます。
穀物
「粗挽き玄米、粗挽き大麦」などの穀物はアレルギーを起こしにくいものの、消化不良を起こす場合があります。特に小型犬は胃腸も小さいので注意が必要です。穀物が気になるかたはグレインフリー(穀物不使用)の商品もあるので、そちらを試してみてもいいのではないでしょうか。
無添加
酸化防止剤は天然成分の「ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、スペアミント抽出物」を使用していて、合成保存料や合成着色料は一切使用していません。こちらも評価できますね。
ウェルネスの総合評価(まとめ)
ウェルネスはちょっと高すぎるという意見もありますが、原材料も価格に見合って安心できるドッグフードでした。「WDJ」に推奨されているのは、安心材料としては大きいですね。あとは愛犬が喜んで食べてくれればいうことなしです。お財布に余裕があれば、一度試してみる価値はありそうです。