コストコのドッグフード『カークランド』を徹底評価!~量が多いと評判です~

コストコドッグフードカークランド

アメリカ産のドッグフード「カークランド」は、コストコと一部通販でしか買えないドッグフードです。そのカークランドはどのような商品なのでしょうか。カークランドのドッグフードについてまとめてみました。気になる方はチェックしてみてくだい。

ドッグフード「カークランド」の特徴

カークランドの商品はコストコのサイトでもひとつひとつの商品説明がないため、詳しい商品内容はわかりませんでした。わかったことは次のようなことです。

コストコのプライベートブランド
コストコは会員制の大型ショップで、カークランドはコストコの自社ブランド「カークランドシグネチャー」製品です。カークランドには、ドッグフードだけでなく日用品や食料品など数多くの商品が揃えられています。

コストコのドッグフードカークランドの量
コストコの商品はどれも量が多く(サイズが大きい)、一般家庭では使いきれないくらいの量になっていて、大家族向きか数家族でシェアすることも多いのではないでしょうか。ドッグフードも例外ではなく、一番小さいサイズでも子犬用の9kg入りのパッケージとなっています。多頭飼いの方やブリーダーさんにはいいのかもしれません。

カークランドの価格
カークランドのドッグフードを、わかりやすくホームセンターなどで売られている有名なドッグフードと比較してみました。

品名 1袋(kg) 価格(円) 1kg当たり(円)
カークランド 18.14 5,680 約313
ペディグリー 10 3,475 約347
ユニ・チャーム愛犬元気 6 2,484 414
アイムス 5 2,434 約486
ロイヤルカナン 3 4,514 約1,504

※価格は定価です(消費税込み)
※コストコドッグフードカークランドはAmazon価格になります。

なんと激安のペディグリーよりもさらに安い価格です。量が多い分単価も安くなっているのですね。安価なドッグフードは粗悪なものが多いといわれますが、カークランドはどうなんでしょうか。

ドッグフードカークランドの原材料

気になる原材料を見てみましょう。今回は「スーパープレミアムドッグフード【ラム】成犬用」を参考にしました。


ラム・ラムミール玄米・米ぬか・米・卵類・精製麦鶏脂ビートパルプ・ジャガイモ・フィッシュミール・フラックスシード調味料・イースト・キビ・えんどう豆・ニンジン・ケルプ・リンゴ・スキムミルク・クランベリーパウダー・塩化カリウム・食塩・塩化コリン・ミネラル類・ビタミン類・ローズマリーエキス・グルコサミン/コンドロイチン・パセリ・チコリールート
Amazon商品紹介ページより抜粋

下線を引いたところは次に詳しく説明しています。ひとつずつ見ていきましょう。

ラム・ラムミール
原材料の最初にラムが記載されています。ラム肉は低アレルギーで高タンパクの食材なので、この価格でラム肉のドッグフードを購入できるのは嬉しいですが、次に書かれているラムミールが気になります。「○○ミール」や「○○パウダー」の表記は粗悪な材料が使われている可能性があるので、品質としては不安が残ります。

玄米・米ぬか・米・精製麦
次に玄米や米、精製麦と穀物が並んでいますが、激安ドッグフードによく使用されている、アレルギーになりやすい小麦やトウモロコシなどを使用していないのは、評価できるポイントです。

鶏脂・フラックスシード
油脂には「動物性油脂」「動物性脂肪」などの表記ではなく、鶏脂、フラックスシードと明記されているのは安心です。フラックスシードとは、日本では「亜麻仁」(アマニ)と呼ばれている植物の種です。亜麻仁油は体にいいということで聞いたことがある方もいるかもしれませんが、激安なのに亜麻仁はすごいと正直思います。

ビートパルプ
ビートパルプとは、サトウダイコンの葉と搾りかすのことです。サトウダイコンはサトウキビと同じく砂糖の原料ですが、サトウダイコンから砂糖として搾り取られたて残ったもののことです。これは繊維質となるもので草食動物に必要なものですが、犬には必要のないものです。ビートパルプは、粗悪なドッグフードでよく材料のかさ増しに使われています。

調味料
調味料は犬の嗜好性を高めることで使用されていると思われますが、「調味料」だけでは何が使用されているかわからないので、安全性もわからないということになります。原材料で不明なものはやはり不安になります。

総合評価
主原料にラムが使われていること、穀物もアレルギーになりにくいものが使われていること、油脂も使われているものが明記されていることなど、価格の割に評価できるところが多い結果になりました。しかし、肝心な品質や原材料に不明な点があるなど不安な要素もあるというところでは、コストコドッグフードカークランドはおすすめできるドッグフードではありません。

コストコドッグフードカークランドのまとめ

価格を見る限りでは、激安の商品(いわゆる粗悪品といわれるもの)と同じようなドッグフードなのだろうなと思っていましたが、価格の割にはそれほど悪いものではないかなというのが感想です。上記の価格表にあるような他の激安商品を選ぶよりは、カークランドの方がいいのではないでしょうか。

しかし、コストコドッグフードカークランドは、とにかく量が18.14kgは多すぎるという難点があります。量が多い分安くで提供しているのでしょうが、小型犬1匹という家庭では間違いなく食べきる前に傷んでしまいます。いくら安くても傷んでしまえば元も子もありませんよね。