ペット先進国は、ドッグフードに関しても先進国

ペット先進国

ペットブームといわれる昨今ですが、ペットに関しては海外に比べると日本はまだまだ遅れているとよく耳にします。

では、ペット先進国とはどこのことをいうのでしょうか。またドッグフードの先進国といわれるのはどういったところなのでしょうか。まとめてみました。

ペット先進国

世界の中でもヨーロッパは、動物愛護の精神が最も高いといわれています。その中でもドイツ、イギリスはペット先進国として有名ですよね。次いでアメリカ、カナダがあげられます。

日本では、ペットを飼うならペットショップから購入する人が多いと思いますが、ペット先進国では陳列販売はほとんどありません。ペットを飼っている人たちの多くは、ペットシェルターから譲り受けているといいます。ペットシェルターとは、捨てられたペットたちの里親を探す非営利団体のことです。

こういった国々の人たちは、ペットシェルターの存在が当たり前のように根付いていて、ほとんどのペットに里親が見つかり、殺処分されるペットは少ないといいます。日本とは大きく違うところです。

特にイギリスでは陳列販売が法律で禁止されているわけではなく、販売業者などが自主的にそうしているとか。動物愛護の精神が高い国だからこそできることなのですね。

日本は遅れている

日本のペットの文化は、海外に比べると歴史が浅くまだまだ遅れています。犬の権利も法律でしっかり守られているドイツなどと違って、日本の民法ではペットはいまだに「物」として扱われます。

飼い主を失った犬は保健所に収容され、そこで新しい飼い主が見つからなければ1週間から10日で殺処分されます。「物」だから壊して捨てるという感覚なのでしょう。職員の方たちがどうにか改善しようと必死になっても、どうしようもできない法律の壁に、やきもきしているのが現状です。

日本にもペットシェルターはありますが、ペットを飼うならペットシェルターへ、とはまだまだ根付いておらず、陳列販売が主流になっています。ペットショップが悪いわけではなく、私たちひとりひとりの意識から、変えていく必要があるといえます。

海外のドッグフードの安全基準

ドッグフードについても、日本よりもペット先進国の安全基準の方が高いといえます。特にアメリカは2つの審査機関で品質管理を行っています。

FDA(アメリカ食品医薬品局)
日本でいう厚生労働省にあたるアメリカの政府機関で、原材料を法的に規制したり、安全性をチェックしたりするところです。

FDAの前身は1862年に新設された農務省化学部門で、このときから粗悪な食品や医薬品についての調査が始まりました。

AAFCO(アメリカ飼料検査官協会)
ペットフードの栄養素の基準、ラベル表示などのガイドラインを設定している機関です。よく「検査機関」と間違われることも多いようですが、正しくは「規制組織」です。

アメリカ以外でも、ヨーロッパ諸国のドッグフードは安全基準が高いといわれます。EUのFEDIAF(ヨーロッパペットフード産業同盟)やドイツではヒューマングレード(人間が食べることができるもの)の原料で作らなければいけない、という決まりがあります。

日本のドッグフードの安全基準

日本では平成21年6月、ペットフード安全法が施工されました。ごく最近の話ですよね。どんな安全基準になっているのでしょうか。

ペットフードの基準・規格の設定、有害な物質を含むものの製造等の禁止
国はペットフードの製造方法や表示の基準・成分の規格を定め、それに合わないもの、または有害な物質を含むものの、製造・輸入・販売を禁止しています。

また上記のようなペットフードが販売された間合いは、事業者に対してそのペットフードの廃棄、回収を命じることができます。

製造業者等の届出と帳簿の備え付け
ペットフードの輸入業者と製造業者に、氏名・事業場の名称等の届出をすることを義務付け、またペットフードを輸入・製造・販売する業者に、その記録の帳簿を記載することを義務化しました。

報告徴収、立入検査等
国と独立法人農林水産消費安全技術センター(FAMIC)は、ペットフードの輸入・製造・販売業者に対して、上記のことが守られているか立ち入り検査等を実施しています。

以上、細かく定めてられているようにみえますが、ペットフードの基準や規格の設定は海外に比べてゆるいものになっています。

ペット・ドッグフード先進国のまとめ

日本ではドッグフードは「食品」ではなく「雑貨」に該当します。そもそもペットが「物」として扱われているので、そうなってしまうのでしょう。そんな理由からドッグフードの安全基準はとてもゆるいものになっています。

国産のものは安心できると自信を持っている日本も、それは人間が食するものに限っていえることで、ペットが食するものには自信が持てないのが現状です。ペットの暮らしに関してもドッグフードに関しても、まだまだ安心とはいえない日本は、「ペット発展途上国」といえるでしょう。